学習曲線のヒミツ ~諦めてしまう前に!~ [バイリンガル通信]

こんにちは、バイリンガル・パートナーズの石田です、今月もニュースレターをあなたにお届けするができ光栄です。ここでの情報は、私からの一方通行だけではなく、「こんな話が聞きたい」というネタがございましたら、取り入れたいと思っています。みなさまからの声が、毎回エネルギーになっています。


さて、先月は英語学習者の2タイプについて書きました。覚えているでしょうか。ひとつは「目標設定タイプ」、そしてもうひとつが「展開タイプ」でした。前者が、目標をしっかり立ててそれに向かって筋道を立てていくことで、モチベーションが上がるというタイプでした。後者は、英語に興味があって勉強を続けていると、自然とその時々で目標ややりたいことを発見していくというタイプでした。あなたはどちらのタイプにあてはまりましたか?


今日は、また少し違った角度から、英語の勉強について見ていきたいと思っています。キーワードは「学習曲線」です。


英語の勉強を諦める、その理由とは?



私はこれまで、自分自身の学習体験もありますが、その他、英語を真剣に勉強している人とたくさん会って話を聞いてきました。みなさん英語が好きで、上達させたいという気持ちを持っているので、勉強が継続して行われているかと思うのですが、実際はそうではありませんでした。途中で投げ出したり、諦めてしまう人が多いのです。努力を続けて目標に向かってがんばっているように見えても、諦めてしまう人がたくさんいる原因を私なりに考えてみました。そしてその結果、


「学習曲線というものを知らない」


ということが英語の勉強を諦めてしまう一番の理由のような気がしたのです。これが今回お話したい重要なテーマです。そもそも「学習曲線」とは何でしょう?


学習曲線を知っておこう


学習曲線という言葉は聞いたことがありましたか?では質問です。あなたがもし英語の勉強を真剣にがんばっているとしたら、その勉強に使った時間に対して、どのような速度で自分の実力が上がっていくと思いますか。いや、上がって欲しいと思いますか。多くの人は、このグラフのような考えを持っています。「英語の実力(希望)」をご覧下さい。


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横軸が、勉強に費やした期間と勉強量です。縦軸がそれに対して自分の英語の実力です。1ヶ月間勉強したら、実力が1上昇して、4ヶ月後には4になっています。そしてその後も勉強を続ければ続けるほど、その勉強量に応じて実力やスコアが上昇していくという考え方です。


多くの方がこのように考えているのですが、あなたはどうですか?もしこのような直線を頭に描いていたとすると、途中で諦めてしまう可能性があるのです。なぜならば、実際はこのような動きをしないからです。学習曲線とは、「実際の動き」というラインのような動きをします。


そうなのです。英語の勉強をはじめた方が、「全然結果がでない」「スコアが伸びないんだけど」と不安になってしまう理由はここにあるのです。上記の「実際の動き」を見てみると、最初の1ヶ月目は1の伸びかもしれませんが、5ヶ月間勉強しているにもかかわらず、最初の1から全く動きがありません。むしろ学習者にとっては、下がっているかのように思えるかもしれません。これを心理学的には「冬の時代」と言われています。しかし、あるとき、これまでの学習量の積み重ねが花開くときがくるのです。それが、7ヶ月目での急激な伸びになって現れるのです。



私も、冬の時代を経験し、そしてその後の伸びを体験した


この学習曲線の考え方は、私自身の体験からも来ています。学生時代、TOEICの勉強を続けていましたが、あるスコアに到達してからは、毎日勉強しているにもかかわらず、スコアが全く動かないという経験をしました。それは1年以上続き、とても苦しい「冬の時代」でした。


しかし、諦めることなく勉強を続けた結果、1年後のTOEICの試験では、これまでの停滞がウソであるかのように、100点以上急上昇したのです。やはり冬の時代にどれだけ諦めずにコツコツと勉強を積み重ねられるかが大切なのです。これはスコアのみならず、会話力やリスニング力といった、数字では現れないものでも一緒です。あなたも、今の勉強を諦めずに、やがてくる「春」を信じて続けてみませんか?


生徒さまからの声をご紹介


おかげさまで、バイリンガル・パートナーズが提唱する「バイリンガル・メソッド」が幅広く浸透するようになってきました。


8月は夏休み気分が高まっている中、多くの方から「暑さに負けずがんばります!」「楽しいから夏休みは回数を増やしています」といううれしい声が届いています。今日はいつもと志向を変えまして、法人さま向けレッスンをご提供させていただいている、美容室ハヤトニューヨークさまへのインタビューを紹介させていただきますね。


● ハヤトニューヨークさま(法人さま向け英会話コース)-8月9日


現在の目標をお聞かせください。


まずは全体的な英会話力を底上げして、様々な国からのお客様との会話を楽しむことができるよう、ボキャブラリーや時事問題についてもスタッフ全員で知識をつけていきたいと思っているところです。美容に関するボキャブラリーなども、今以上に習得していく必要があると感じています。



必要性の高まり度合いなどに変化を感じますか?


はい、やはり全員がバイリンガルであるということに期待されている部分がありますので、お客様のそのご期待におこたえすべく、技術の向上はもちろんのこと、コミュニケーション技術や英会話力の底上げが必要であると強く感じています。日本語でも英語でも、第一にお客様がハッピーになって帰っていってくださることことが大切です。そのために、英語のスキルはさらに上達させていかねばなりませんね。最近はまた外国人のお客様も増えだしました。丁度いいタイミングでバイリンガル・パートナーズさんとレッスンが始められて良かったと思います。


スタッフに期待している語学力・国際対応力


他愛も無い日常会話で楽しい雰囲気を作ることはもちろんのこと、そこから一歩踏み込みお客様のことを真剣に分かろうとする態度で接して欲しいと思っています。そのためにはさらに高度な英会話力をつけてほしいですね。もちろん、スタッフは美容のプロですからヘアスタイルのコンサルテーションやスタッフからの提案なども英語で積極的にできるようになることを願っています。そうすることで、スタッフにもファンがつき、さらに密な関係を築くことができるのです。


バイリンガル・パートナーズで習い始めてから進歩した内容


全員がバイリンガルとは言っても、まだまだ英会話力に改善の余地があることに気付かされました。文法・ボキャブラリーなどの弱点を理解できたことで、今後どのようにレッスンを行なっていけばいいか先生と相談しているところです。早速あらわれた良かった点は、先生とのレッスンを通じて、今まで英語にそれほど自信の無かったスタッフも徐々に積極的に話をはじめるようになってきたということです。


バイリンガル・パートナーズに期待すること


英語のみのレッスンの中でも、必要に応じて日本語を使って質問ができたり説明をしていただいたりと、疑問点の残らないレッスンにいつも好感が持てます。今後も、私たちスタッフの英会話力向上のために、すばらしいプログラムを提供していただけることを期待しています。


インタビュアー水野



● 論より証拠の、みなさまからの声


ご覧いただいたとおり、たくさんの人からバイリンガル・メソッドの支持をいただいています。私たちスタッフも、声が届くたびにみんなでよろこんでいます。これからも、「良かったよ!」「ありがとう」と言っていただけるように、最高のレッスンを提供していきたいと思っております。


人気の先生へインタビュー


今月のインタビューは、上智大学比較文化学部3年で中学生の兄弟を約2年間にわたりレッスンを続けている石本秀也先生です。レッスンのモットーは堅苦しくない、気楽で楽しめるレッスン!


今は、どのようなレッスンをされていますか?


兄弟のお兄さんは現在日本の中学校に通う3年生で、文法主体のレッスンよりも自然に英語の耳を作ることを目指し、バイリンガル流のスピーキング・リーディングをたくさん取り入れたレッスンをしています。弟さんは現在インターナショナルスクールの2年生で、英語はもちろんのこと、生物・化学・数学にわたり幅広いレッスンをしています。


レッスンではどんな工夫をしていますか?


お兄さんの方は文法用語をほとんど使わず、主語や目的語だけを変えた例文をいくつか作り、その例文のパターンを自然に覚えてもらうようにしています。文法用語を使うとややこしくなりますし、この方法が僕が英語を習得した過程の一つだったので、それを伝授しています。弟さんはどうしてもわからない時以外は英語のみのレッスンを心がけています。


生徒さんの進捗状況はいかがですか?



レッスンを始めた2年前と比べると、兄弟揃ってめざましい成長をしてくれました。お兄さんはできるだけ読ませるレッスンの甲斐もあり、発音もきれいになりました。英検準2級も合格しました。弟さんはレッスン開始時、英語初心者でありながらインターの勉強についていかなければいけないという過酷な状況下にありましたが、今は成績も良くなり余裕も出てきています。


先生にとって、バイリンガル教師の良さって何だと思いますか?


レッスンにおいて一番のメリットはやはり英語を同じ日本人からの視点で教えられることだと思います。どこがわからないか、どうすれば理解できるのかということを自分が学んだ方法で説明し、効率よく伝授することができます。さらに自分の海外の体験を話したり、スポーツや現地の学校、食べ物などたくさん紹介したりすることもできるのが、バイリンガル教師の良さの一つでもあると思います。


最後に自己アピールをどうぞ!


英語を勉強されている生徒さん、その親御さんは皆少なからず不安を抱えているとは思いますが、英語はしっかり継続してやれば必ず結果がついてきます。すぐに結果の出るものではありません。ですから楽しく、気楽にエンジョイしながらできるレッスンをこれからも目指していきたいです。


石本先生、これからもレッスンの成果をどんどん上げていってください!


(インタビュアー:石田)


編集後記



9月といえば、新学期が始まるころですが、大学生の方にとってはまだまだ夏休みが続くんですよね。遅いところでは10月になってから授業が開始するところもあるようで・・・。私も学生時代は、毎年この季節は日本を離れてどこかに行っていました。久しぶりにバックパックを背負ってサバイバルな旅行もいいなと思う、今日この頃です。楽しい旅行の話、ありましたら是非聞かせてくださいね!(石田)


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