英語学習者の2つのタイプ あなたは目標設定タイプ?展開タイプ? [バイリンガル通信]

こんにちは、バイリンガル・パートナーズの石田です、今月もニュースレターの第一特集を担当させていただきます。もし「こんな話が聞きたい」というネタがございましたら、ドシドシお寄せくださいね。みなさまからのリクエストが、私のエネルギー源にもなります!



さて、先月は「目標設定のコツ」について書かせていただきました。復習しますが、目標設定で大切なポイントは2つでした。覚えていますか?


■ 最初のハードルを高くしないようにする
■ 目標達成の期日を決定する


いきなり大きなハードルを設けずに、「小さな成功体験」を大切にしていくということと、目標に「期日」を入れると、さらに叶いやすくなるというお話しでした。


しかし、先月号をお読みになった方から「私は目標を立てずに勉強していくタイプなのですが、これでよいでしょうか?」という声もいただきました。


そこで、今回は英語を勉強する人の2つのタイプ「目標設定タイプ」と「展開タイプ」について書かせていただきたいと思います。


明確な目標へ突き進む「目標設定タイプ」


先月号のニュースレターは、この「目標設定タイプ」について書かせていただきました。


例えば、
・2005年末までに、TOEICで700点を突破する
・毎週末に一人、観光客の外国人に声をかける
・今月中に英文レポート20枚を完成させて、提出する
・2年後の8月から、アメリカに絶対留学する!



など、具体的で明確な目標を掲げて、それに向かって努力していく人のことを「目標設定タイプ」と呼ぶことができます。一つの目標を立て、それを達成するためにプランを作成し、そして実行していきます。


具体的なゴールやそれを達成するまでの期間をしっかり定めることで、自分の軸がブレることなく、努力と集中を継続しやすいタイプだと考えます。


英語が好きという気持ちに任せる「展開タイプ」


「私は具体的な目標なんてないけれど、英語はがんばっています」
「好きな英語をただ続けていると、いろんな可能性が見えてきた!」


そんなあなたは、きっと「展開タイプ」の英語学習者なのだと思います。「展開タイプ」は「目標達成タイプ」とは異なり、最初に何か目標や達成したいものを具体的に掲げるわけではありません。


もちろん、漠然と目指したいものがあるとは思いますが、「いついつまでに●●を達成!」という目標を最初に作ることを好まないのではないでしょうか。「展開タイプ」の特徴として、「目標を立てると、それに縛られてしまう」と考えている方が多いようです。英語を勉強することには変わりありませんが、まずは「英語が好き」「勉強が楽しい」から続けることが出来、その先に自然と目標が見えてくるのです。


(例)最初は「展開タイプ」、その後「目標設定タイプ」へ


ここで具体的な例としまして、私自身の英語学習経験を少し分析してみたいと思います。



私が最初に英語を本格的に勉強しようとしたのは、大学1年の秋でした。せっかく大学受験で培った英語力を無駄にしてしまっては勿体無いと思ったことがきっかけでした。当時はTOEICという試験の存在も知りませんでしたし、留学や旅行などで海外に行きたいとは思ったこともありませんでした。ただ英語が楽しかったから、続けてみたのです。


最初は目標など何もありませんでした。「英語って意外と楽しいなぁ」と思いながら半年・1年と続けられるようになりました。そうしているうちに、TOEICの存在を知りましたし、海外で英語を使ってみたいという気持ちも芽生えてきました。これこそ、「英語が好き・楽しい」からスタートした「展開タイプ」でしょう。


その後は、目標をしっかり立てて、それを叶えるべく努力をしていきました。「今年の夏はカナダに1ヶ月行くぞ!」「年末の試験で700点を取るぞ!」という目標を、ひとつひとつクリアしていく楽しさを感じながら英語の勉強を続けることができました。そして結果的には、最初は英語なんて全くできなかったひとりの学生が、卒業までにはTOEICで高得点を取れるようにまでなり、海外でも1年間生活したりひとりで放浪の旅にでたりと、英語を使って様々な体験をすることができました。


どちらが良い、悪いというものじゃありません!


今日は、「目標設定タイプ」と「展開タイプ」について書かせていただきましたが、「私はこっちだな~」と当てはまるタイプはありましたでしょうか?


結局のところ、どちらのタイプが良いというものはありません。もし目標をきっちりと立てることにストレスを感じるのなら、「展開タイプ」として日々勉強できるでしょうし、何か大きな目標を掲げないと動けない「目標設定タイプ」の方も多いでしょう。英語の勉強方法は人それぞれです。自分に合った方法を、早く見つけるお手伝いを私もさせていただければと思っています。


生徒さまからの声をご紹介


おかげさまで、バイリンガル・パートナーズが提唱する「バイリンガル・メソッド」が幅広く浸透するようになってきました。


7月は夏休みがスタートしてみなさん思いっきり遊びたい時期にも関わらず、たくさんの「楽しい!」「がんばってます!」というが届きました。その中でも今日はこんな声をご紹介します。



● 目黒区 S.Y.さん(女性・TOEIC対策コース)-7月19日


ご報告が遅れましたが、5月に受験したTOEICで、最初の目標であった600点を突破することができました。これまで点数が極端に低かったリスニングパートですが、TOEICの形式に即したレッスンを続けてくださったおかげで、今回はリーディングパートよりも点数が高くなりました。初めてのことなので、驚きです。


今度は700点を年内に達成するという目標を持って、がんばりたいと思います。良い先生を紹介してくださり、本当に感謝しています。


● 足立区 R.S.くんのお母様より―7月17日


現在の目標をお聞かせください。
子供たちには徐々に英語そのものに慣れていって欲しいと思っています。そして少しずつ単語や表現を覚えていき、簡単な日常会話ができるようになってもらいたいです。そして英語に抵抗を感じることなく、ずっと楽しみながら英語を習い続けてくれたらと願っています。


現在どういった勉強をされていますか?
まずはアルファベットを覚えるために、カードを使って大文字・小文字を勉強しています。そして各アルファベットと基礎単語を関連付けて覚えていけるように工夫して下さっています。たとえば、BならBear、EならEggなど。そして実際に書く練習も最近は取り入れ始めました。


今までのレッスンで特に勉強になった内容
ただテキストを使って単語を覚える勉強をするというだけではなく、ビンゴゲームやカルタ・カードゲームなどを使い、StudyだけでなくPlayの要素も取り入れていただいているので、楽しく単語を覚えられています。また、3人同時受講なので集中力の持続などが気になりましたが、先生がとても上手に質問を振り分けたり話を振ったりと、全員にバランスよく気を配っている様子を見て、とても安心しています。先生自体の雰囲気も大変良く、子供たちはいつも先生が来るのを楽しみにしています。



バイリンガル・パートナーズで習い始めてから進歩した内容
たった1ヶ月のレッスン(週1回、90分)でアルファベットをほぼ完璧にマスターしました。また、アルファベットソングも全部暗記して歌えるようになりました。子供たちが英語を楽しく思えるようになっています。


バイリンガルのよさは何ですか?
同じ日本人なのに、英語を話せるという可能性を子供に伝えてくれています。子供たちにとっては、先生みたいに上手に英語が話せるようになりたいという目標を持つことが出来ます。私たち親としても、日本語でコミュニケーションができることが、とても助かりますし、安心できます。


● 論より証拠の、みなさまからの声


ご覧いただいたとおり、たくさんの人からバイリンガル・メソッドの支持をいただいています。私たちスタッフも、声が届くたびにみんなでよろこんでいます。これからも、「良かったよ!」「ありがとう」と言っていただけるように、最高のレッスンを提供していきたいと思っております。


人気の先生へインタビュー


今月のインタビューは、外資系金融会社に勤める会社員に日常英会話のレッスンを行なっている、児玉麻理絵先生です。児玉先生が今、どんなレッスンを展開しているのかについてインタビューしてきました。「オープンで楽しいレッスン」がキーワードです。


今は、どのようなレッスンをされていますか?


生徒の目標が、「外国人と仕事上で不自由なく英語で会話できるようになる」ということですので、テキストを使いながら基本的な会話表現を練習しています。



レッスンではどんな工夫をしていますか?


<基本的にはテキストを使用していますが、なるべくスピーキングの時間を多くとることができるように、フリートークの時間も徐々に増やすようにしています。何か絵や記事を見て会話を作っていったり、私から何かひとつのトピックスについて話題を振ってそこからディスカッションを始めたりと、いろんな角度から英語を話す機会を創出しています。記事を選ぶ際は、日本とアメリカの文化の違いについての特色が出ているものを選ぶようにしています。


生徒さんの進捗状況はいかがですか?


スピーキング時に会話を返す時間が、最初はかなり時間がかかっていたのですが、今では短くなってきたことを感じます。ひとつの話題について、話す文量も徐々に増えてきました。また、発音にも意識を強く向けているので、日本人的な発音から自然な英語の発音へと変わってきている様子も伺えます。


先生にとって、バイリンガル教師の良さって何だと思いますか?


私の場合は、日本とアメリカの文化の差異について教えることができますし、他の先生だったらそれぞれが過ごした国やその文化について教えることができるでしょう。英語の先生というのは、英語そのものはもちろんのこと、その背景にある文化までしっかり理解しているかどうかはとても大切なのではと思います。その点において、バイリンガル教師が大きな役割を果たすことができるのではないでしょうか。


最後に自己アピールをどうぞ!


オープンで楽しいレッスンを心がけています。何より大切なのは、生徒が楽しく感じ、そして英語を好きになってもらうことです。バイリンガルには誰でもなれる!と私は思っています。そのノウハウを、ひとりでも多くの方に伝授したいと思っています。


児玉先生、レッスンは順調に進んでいるようですね。これからも、オープンで楽しいレッスンを創っていってくださいね。



(インタビューアー:水野)


編集後記


7月13日から20日まで、ニュージーランドのクライストチャーチへ出張していました。夏真っ盛りの日本とは違い、現在は真冬でと~っても寒いのですが、弊社の提携校である語学学校を訪問したり、留学生との交流をしたりと、大変有意義な1週間を過ごすことが出来ました。小さくて落ち着きのあるクライストチャーチで、しばしの癒しを楽しみました。でも今度は春か夏に行きたいかな・・・(石田)


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