「英語の勉強を続けるための、 今すぐできる目標設定のコツ」 [バイリンガル通信]

こんにちは、バイリンガル・パートナーズの石田です。先月に引き続き、今月もニュースレターの特集を担当させていただきます。


今日のテーマは、「目標設定のコツ」です。英語を勉強するにあたって、ただただ毎回のレッスンをこなしていくよりは、自分が達成したいと思う目標をしっかり設定していくことで、勉強のペースや内容を自分なりに判断できますし、家庭教師の先生も、みなさんの目標に応じたレッスンをご提供することができます。


私自身は、学生時代に「TOEIC」のスコアを目標として、英語の勉強をがんばっていました。予定通り達成できるときもあれば、スランプに陥ってしまうことももちろんありますが、やはり常に目標を意識して「達成するぞ!」と意気込んでいたからこそ、大学卒業までに目標とするスコアを獲得することができたのだと思っています。


それでは、私自身の経験を元に考えた、「目標設定のコツ」をご紹介させていただきます!


最初のハードルを高くしないようにする


目標には2つの種類があると思っています。一つは、最終的に達成したい大きな目標。もう一つは、近々達成できそうな目標です。


最終的な目標を大きく掲げることはとても重要です。自分の方向性がしっかりと見えるし、その目標を自分自身の「軸」とすることでそれに向かっていく姿勢にブレが無くなるからです。私の場合は、「大学卒業までに、TOEICで900点を超えるぞ!」というものでした。


しかし、大きな最終目標だけを掲げていても、今の自分との距離感がつかめずに、「達成できる」という気持ちになれないことがあるのです。「そんな点数、とれる訳無いよな~」となってしまうのです。



だからもう一つ、すぐ達成できそうな目標を置いておくことが大切です。一つでも近々達成できそうな目標があることで、まずはそれを超えることに注力できるし、「何とかできるのではないか」という前向きな気持ちを持ちやすくなります。「まずは600点からクリアするぞ!」ですね。


「達成できた」ことが分かるものにする


最終目標と近々達成できそうな目標を立てるときに、ひとつ大切なことがあります。それは、達成できたかどうかが分かる目標にできるかどうかということです。


TOEIC/TOEFL/英検などの、スコアや合否が明確な試験を目標にする場合は、「○○点突破!」「○級合格!」など、達成できたかどうかがすぐに分かる目標を立てることができます。


一方で、「日常英会話の上達」や「仕事で使えるようになりたい」と思って勉強をしている方にとっては、明確に「達成できた!」という目標を立てることが難しいとお思いになられたかもしれません。でも、英語の勉強をする上で、どんな目的であったとしても明確な目標を立てることは可能だと思っています。


例えば、
・職場に来た外国人のお客様を、会議室まで案内できるようになる
・海外旅行の際、現地ホテルに直接電話して予約できるようになる
・毎週日曜日は必ず一人、浅草で外国人に道案内をする
・ひとりで、英語を使って商談をひとつ成立させる



など、すぐに達成したい目標と、最終的に達成したい目標を具体的に作り上げることは可能です。このようにしっかり目標を描いておくことで、それを達成するための心構えもできますし、レッスンやご自身での勉強により一層スピードが増すのではないでしょうか。


目標達成の期日を決定する


身近な目標と、最終目標を掲げ、それを具体化したところで、もうひとつだけ、目標設定に関して重要なことがあります。それが、「それは、いつ達成するの?」ということです。


つまり、みなさんが今決めた目標を達成する期日を、今のうちから決めてしまうということです。「まだ、いつ達成できるかなんて分からない」と思われるかもしれませんが、これはとても大切なことです。


もしTOEIC900点を「いつか、達成したい」と思っている人と、「2006年11月の試験で達成する!」と思っている人では、どちらのほうが早く達成できると思いますか?やはり、目標に「期日」が入っている人のほうが、スケジュール管理・勉強の内容・準備など全てにおいて勝るのです。


「いつか・・・する」と考えている人は、そこにはまだ気持ちが入っていないことが多く、結局は達成することができないという結果になることを、私の経験上からも感じています。


「○○日までに、達成する」と決断できた人は、本気でそう思っている人です。カレンダーにもさっそく記入して、その達成自体を「予定」にしてしまっているのです。


目標設定したら、あとはその方向へ進むだけ



具体的な目標を定めて、そしてその期日をカレンダーに書き込んだら、あとはみなさんがその目標に向かってがんばるだけです。目標が明確であればあるほど、その達成は現実的になります。家庭教師の先生という最高のパートナーとともに、その目標まで諦めずに歩んでいきましょう!


生徒さまからの声をご紹介


おかげさまで、バイリンガル・パートナーズが提唱する「バイリンガル・メソッド」が幅広く浸透するようになってきました。


6月は梅雨の季節とは思えない猛暑だったにも関わらず、たくさんの「がんばってるよ!」の報告が届きました。紙面の関係上、全てを紹介することはできませんが、今日は2名の方からの声を紹介したいと思います。


● 世田谷区 K.S.ちゃん(9歳)のお母様より―6月23日


こんにちは。いつも娘と楽しい英語レッスンをしていただき、ありがとうございます。


1度、外国人の先生に教わっていたときは、日本語も通じないし外国人慣れしていなかったため、萎縮してしまいレッスンにならなかったのですが、バイリンガルで日本人の先生に来てもらってからは、娘も毎週レッスンを待ち望んでいるようで、私もうれしいです。


やはりいざとなったら日本語が使えるのがいいですね。私も夫も英語は苦手なもので、今のレッスン内容や娘の上達度合いなどを確認するのにも、意思疎通が問題なくできるのが、助かっています。


最近は、いろんな「色」を英語で習ったらしく、キッチンにあるものを指差しては、「red」「yellow」「white」など、英語で言うようになりました。発音もキレイに聞こえるのでびっくりしました。



まだ2ヶ月しかレッスンしていないのに、これだけ楽しい時間をご提供いただけていることに感謝します。これからも、よろしくおねがいします。


● 千代田区のY.I.さん(51歳男性)より-昨年10月インタビュー分


現在の目標をお聞かせください!
日常会話に話せるようになることが目標です。


現在どういった勉強をされていますか?
テキストを利用し、会話の練習を中心にしています。その都度思いつく日本語を英語のフレーズに置き換えて練習もしています。


今までのレッスンで特に勉強になった内容は何ですか?
日常的に使われているフレーズに重点を置いて行うレッスン。また話 の端々で、日本語にはあまり無い、英語特有の言い回しが参考になり ます。例えば、「楽勝だよ」をA piece of cakeと言ったり、「勘弁して よ」をGive me a breakと言ったり。


バイリンガル・パートナーズで習い始めてから進歩した内容は?
英語が聴き取れるようになってきました。例えば、最近話題のブッシュとケリーの対談も少しわかるようになってきたし、特にブッシュのしゃべり方のアクセントや癖も徐々にわかるようになってきた。あと、英語のイメージをしながら、英語を聴き取れるようになり、この点も、聴き取り力アップの要素だと思います。


バイリンガルのよさは何ですか?
両言語の微妙なニュアンスをどっちの言語でも体験しているので、両側の視点から説明ができ、より納得がいく。



● 論より証拠の、みなさまからの声


ご覧いただいたとおり、たくさんの人からバイリンガル・メソッドの支持をいただいています。私たちスタッフも、声が届くたびにみんなでよろこんでいます。これからも、「良かったよ!」「ありがとう」と言っていただけるように、最高のレッスンを提供していきたいと思っております。


人気の先生へインタビュー


今月のインタビューは、社会人の方を中心に英語を教えている檜垣万里子先生です。檜垣先生が今、どんなレッスンを展開しているのかについてインタビューしてきました。「臨機応変なレッスン対応」がキーワードです。


今は、どのようなレッスンをされていますか?


カフェで社会人男性に英会話を教えています。英語全般のレベルアップ、主にリスニングや会話中心にレッスンを実施しています。ライティングやリーディングは宿題としてご自身で勉強され、その見直しを担当しています。基本的にはすべて生徒さんの要望を全面的に採用しています。1回120分のレッスンでは、日常英会話/語彙/ディクテーション/英検対策の4項目をほぼ30分ずつ均等に勉強しています。


レッスンではどんな工夫をしていますか?


ディクテーションのコンテンツに新しい時事ネタを組み込んだり、最近話題のトピックを取りあげたりと、コンテンツの内容を生徒の興味に合わせることで、楽しくレッスンを展開しています。また、英会話力を高めるためにリスニング力の強化を図っています。単語を一語一句きちんと聴き取れる能力や、文章全体を聴き、必要な箇所だけを聴き取れる能力など、リスニングにも複数の項目に分類できます。総合的にリスニング力を高めるため、これらの項目を抑えたレッスンにしています。


生徒さんの進捗状況はいかがですか?



リスニング力が上がっただけではなく、それと共に会話力が大きく伸びています。英会話の時間も、始めは15分ぐらいでしたが、最近はどんどん会話の内容が英語で出てくるようになり、その結果30分くらいは続けて英会話を楽しむことができるようになりました。


先生にとって、バイリンガル教師の良さって何だと思いますか?


英語というものを客観視できるということだと思います。英語を学ぶ時の落とし穴や大切なポイントを実際に体験しているので、生徒さんがどんなところでつまずくのか、何が原因で困っているかなど、乗り越えるべき箇所を私たちもよく理解できています。


最後に自己アピールをどうぞ!


授業が終わって一歩外に出たら違う言語が飛び交っている。私もこのような英語圏ではない場所で英語を学んできました。日常の限られた時間でどう英語を修得するかが一番難しいところだと思います。短い時間にぎゅっと濃縮したレッスンを提供できるようがんばります!


檜垣先生、お忙しいところインタビューにお答えいただきありがとうございました!これからも楽しくてご家族からよろこばれるレッスンを創っていってくださいね。


(インタビューアー:水野)


編集後記


6月26日は、毎月恒例の教師研修でした。家から出るのが辛いほどの猛暑でしたが、そんな中でもたくさんの先生が集まり、より良いレッスンをご提供するための議論・ワークショップを行いました。



私も「コミュニケーションの基本は、聞く技術」というテーマで講義をしましたが、どの先生も真剣で、「もっと良くなりたい」という気持ちがガンガン伝わってきてうれしかったです。


何度も繰り返しになるかもしれませんが、当社の自慢は「先生の質」であることを、再認識する1日でした。(石田)


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。